ＫＡＤＮＤＥＮ　suspension KIT はご注文時にお客様が乗られる車両の希望の車高をお聞きし、その車両に十分なストローク量を算出、バネレートの設定をし、ダンパー容量、バネ自由長を選定します。

フルタップ式といえど仕様される車高によって理想的なな作用長は実はかなり制限されますので一般的な市販フルタップキットでは実はドライバーが理想とする車高での最適な乗り心地ではないといったケースがほとんどと考えてよいでしょう。なぜなら一般的なキットでは不特定多数の方に向けたキット内容のためすべてをカバーするためにバネ長もやや短めの物、ダンパー本体もやや小容量の物でロアケースで全長調整を補足するといった考え方にあります。基本的にはバネは長ければ長いほど乗り心地も良く、ダンパー容量も大きければそれだけ熱変動も受けにくく性能を維持し続けられる傾向になります。しかしその最大の物を組み合わせると車高が下がらないという結果を招くのです。

それに対しKANDENではその車高に対し必要に応じた最大限のダンパー容量、バネ自由長の物を選定し制作しますので、ローフォルムによる限りあるストローク量を最大限に生かし切れるドライバーの理想に近い快適な足回りとなるのです。こうすることでコスト以上のパフォーマンスも同時に得ることができるというわけです。　何も高額なサスペンションだけが優れているというわけではなくしっかりとドライバーの望む方向性に見合ったものを制作するだけで十分対応することができる、これがKANDENの基本的な考え方です。

 

よく見受けられるのがフルタップではない超高級車高調キットを組み込んでいるのだけれどもものすごく車高をダウンさせている車両。乗られているドライバーも、一流メーカーのキットだから間違いない、と思って装着してるんでしょうが大きな間違いです。本来の性能が発揮されてません。

本来そこまで車高をダウンさせることを想定に入れて設計していないものを装着する側の判断で間違った使い方をしているケースをよく見ます。

特にヨーロッパ車向けの車高調キットなどはしっかり車高をダウンさせるキット多く存在しません。ヤスモノの台湾製ダンパーなどでは頻繁にフルタップキットは出回っていますが、どちらにせよドライバーが望む車高に見合った製品をまずは選択することから始めないと話になりません。

KANDENではこの辺もしっかりと対応していますので車高ダウンによる底付きなどは皆無です。もちろん車高調整、減衰調整などは専門的な知識のある専門店で行っての話ですが。

 

KANDENは標準設定でアッパーマウントにスラストベアリングを採用していますが、こうすることによりストローク時のバネがよじれようとする力、回転応力を分散、またコーナリング時の荷重変動などをスムーズにすることにより、ハンドリングの向上、突き上げ感の解消を実現しています。

 

ダンパーはツインチューブ40段調整をはじめ、１２段モノチューブ　正立倒立含めかなりのバリエーションの中から車両に見合った設定を行います。別タンク式2way　kit の製作も承ります。

 

ダンパーオイルの粘度変更なども随時お受けいたしますのでご指定ください。もちろんオーバーホールや各種仕様変更なども問題なく対応しておりますので長期にわたり安心して使用していただけます。

 

一般的な設定のない車種であっても実測にて製作することも可能です。